生物生産研究部門
動植物生産において環境への負荷の最少化をはかりながら、高い生産性を維持し得る諸条件を究明し、持続的生産を可能にする高度の技術と方法論の確立を目指す教育研究を行う。植物遺伝資源、植物資源管理、動物資源管理、生産環境管理の4研究領域を有している。
研究領域 | 担当教員 | 職名 | 研究内容 |
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植物遺伝資源 | 原田 英美子 清水 顕史 |
教授 准教授 |
持続的作物生産を可能にするために必要な遺伝子探索と導入植物の利用に関する基礎的研究を進める。とくに環境スト レス耐性遺伝子の探索、同定と主要作物への導入、養分吸収 遺伝子に関する研究と分子生物学手法による主要作物への導 入、植物の環境浄化機能や有用金属回収法開発、植物ゲノム リソース利用法の開発・応用など。 |
植物資源管理 | 泉 泰弘 上町 達也 畑 直樹 |
教授 准教授 講師 |
イネなど耕地で栽培する資源植物及び施設、ハウスなどで栽培する園芸作物について、圃場と施設内における低インプット、資源循環型生産を可能とする栽培技術の確立に資する生理・生態的原理を研究する。また、生活環境の向上に寄与する観賞植物について、その機能を高めるための基礎的研究を行う。 |
動物資源管理 | 杉浦 省三 中川 敏法 |
教授 講師 |
水産分野では、魚類の栄養と飼料に関する研究、外来魚等 の食性に関する研究、およびその他の魚類・水産関連の研究 を行う。畜産分野では、畜肉生産や害獣対策などに関連した 研究を地域と連携しながら行う。 |
生産環境管理 | 入江 俊一 高倉 耕一 泉津 弘佑 住田 卓也 |
教授 教授 准教授 講師 |
環境と調和した持続的農業を成立させるための生物防除や宿主抵抗性の利用に重点をおいた病害虫管理の研究。動物、とくに昆虫の大発生や個体数変動についての生態学的研究。植物と病原体あるいは昆虫をめぐる生物間相互作用の動態とその成立機構に関する研究。また、環境汚染物質分解や子実体形成などを伴う糸状菌における環境応答機構についての解明と利用の研究。 |