生物圏環境研究部門
生物圏の構成要素としての大気、水、土壌について、地球環境および地域環境変動との関連でその動態を究明するとともに、生物の生存と分布を支配する要因としての諸特性を評価し、生態系保全及び生物生産の基盤的条件を解明する。
研究領域 | 担当教員 | 職名 | 研究内容 |
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地圏環境 | 大堀 道広 堂満 華子 |
教授 准教授 |
地圏・水圏・大気圏をめぐる水の循環をキーワードにした地球環境変動の研究を行う。具体的には、人間活動や生物の生存にとって不可欠な環境要因となる水循環に関する地域的特徴、降水が地下水・河川水となり、さらに湖沼内に流入する過程で生じる水文学的・地形学的・地学的プロセス、海底・湖沼堆積物に記録された環境変遷史の解明などを研究課題とする。受験者には、事前の研究室訪問を推奨する。 |
水資源・水環境 | 岩間 憲治 皆川 明子 松田 壮顕 |
准教授 准教授 講師 |
環境と調和した持続可能な地域環境創出のための手法を考究する。具体的には、水資源と水質に関する水環境に重点を置き、環境調和型の大気・土壌・水管理システムの構築、土壌間隙特性の把握による土壌物質移動メカニズムの解明、植生に好適な土壌環境の評価とその制御、土壌資源による環境汚染物質の浄化、水資源管理と生態系保全、水利施設における生態系配慮などを教育・研究する領域を担当する。 |
環境化学・植物栄養 | 須戸 幹 飯村 康夫 |
教授 講師 |
琵琶湖流域の水圏や土壌圏における物質循環の研究を通して、地域環境に及ぼす人間活動や環境素因子の影響を探求する。具体的には、環境中に放出される農薬や医薬品などのさまざまな人間由来の化学物質について、その環境動態を解明するとともに負荷削減対策の方策を究明する。また、土壌における有機物の長期安定化機構を解明し、地力の維持・向上や温暖化緩和などを考慮した土づくりおよび活用法を考究する。 |