中国留学レポート
国際コミュニケーション学科 兵頭 美咲季さん
中国 海南大学 留学レポート2
留学生活がスタートしてから早くももう3ヶ月が経ちました。海口に来た当初は、放課後や週末などの空いた時間を利用してバスやタクシー、自転車を使って、有名な観光地や海、ショッピングモールのような大きな場所へよく遊びに行っていたのですが、最近は大学の周辺をサイクリングしたり、寮や大学内で、他の留学生や中国人の友達と一緒にお茶をしたり、トランプをして遊んだり、みんなで勉強したりと、ゆっくりすることが多くなりました。簡単な会話ではあるけれど、周りの人たちと中国語でコミュニケーションが取れるようになって来たことは本当に嬉しいし、自分にとって励みになります。
中国では、アプリを利用して、ご飯の出前をたのむと、すぐに届けてくれます。これが本当にはやくてびっくりします。出前が寮に到着する前に、担当のお兄さんがもうすぐ着きますよと電話をかけてくれるのですが、電話は顔の表情や身振りが分からない上に、とても早口に聞こえます。自分がいつも何気なくしている電話でのコミュニケーションってこんなに難しかったんだと感じました。
留学生の授業は朝の7時40分から始まり、11時25分に終わるので、1日のうちの半日はほとんど自由時間になります。最初は授業について行くのに必死で、知らない単語も多く、分からないことがあるたびに質問したり辞書でチェックしていましたが、最近は宿題や予習をするのにかかる時間も短くなってきました。そろそろプラスアルファでHSKや中国語検定の勉強を始めたいと思います。実際に、午前中の授業だけでは、中国語力はあまり伸びないと思います。午後の時間をどのように使うかが重要です。
また、12月最大のイベントである、クリスマスの前日、クリスマスイブに中国人の方々からリンゴをプレゼントしてもらいました。なぜリンゴをくれたのか全く分からなくて少し戸惑いましたが、中国では平穏な一生を送れるようにと、イブの日にリンゴを送るそうです。この果物を平穏という意味の平安と合わせて「平安果」、省略して「平果」と言うそうで、この平果がちょうど「苹果(りんご)」と同じ発音ということから、中国では、リンゴを送るようになったそうです。中国語から来ている文化なので、もちろん日本にはないことで、驚きましたが、すごく面白いなと思いました。10月の中秋節にはみんな月餅を贈ってくれました。中国の文化を体験するたびに、無意識に日本の文化と比較してしまうのですが、日本には、誰かに願いが込められたプレゼントを贈るような文化は中国ほどないと感じます。とても素晴らしい文化だと思いました。
1月には期末テストがあるので、良い結果を残せるように精一杯がんばりたいと思います。