アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 松川 三沙子さん
アメリカ カリフォルニア州立大学モントレーベイ校 留学生日記3
留学生活も残りわずか2週間となりました。もうすぐで日本に帰れるという嬉しさもありますが、まだ帰らずアメリカにいたいなという気持ちの方が強いです。毎月書いてきた留学レポートももう最後だと思うと時間が経つのは本当に早いなあと改めて実感します。今月は留学して間もない頃を振り返り、現在の自分と比べてみたいと思います。最初の学期は私は日本人の友達とばかり行動し、日本語ばかり使っていたので本当にもったいないことをしたなあと反省・後悔しました。現地の日本人の先生が、こういう授業をとると良いというものを紹介してくれたこともあり、その学期は履修したすべの授業が日本人の友達と一緒でした。アメリカの授業についていけるかという不安もあったので、日本人がいてくれることはとても心強かったです。しかし、授業に慣れてくるころになって、何かがおかしいと気づき始めました。なぜ私はアメリカにいるのに日本語ばかり話しているのか、なぜアメリカ人の友達が少ししかできないのか、など日々葛藤していました。留学レポートにも自分の悩みを書いたほど悩んでいました。現地の日本人の先生に相談してみると、日本人の友達と離れる努力も必要だと言われましたが、もう学期も終盤を迎えていたので今更クラスのアメリカ人に「はじめまして」と言ったり、いつもと違う席に座る勇気が当時の私にはありませんでした。自分の留学生活が想像していたものと全く違い、このままでは何も身につかず帰国することになってしまうのではないかと感じました。ちなみに自分の想像していた留学生活というのは、たくさんの友達ができ、英語漬けの日々を送るというものでした。
このまませっかくの留学生活を終わらすわけにはいかないと反省し、次の学期では満足のいく留学生活を送ろうと毎日意識しました。まず、積極的に色々な人に話しかけました。授業で隣の席になった人には自分から話題を投げかけました。また、当たり前のことですが、名前をすぐに覚え、Hi! といった後に相手の名前も言うようにしました。これはカナダ人の友達がたったの一回で私の名前を覚えてくれて、いつもHi Misako!と言ってくれるのがとても嬉しかったので私も実践してみました。その成果もあり、この学期はたくさんの友達を作ることができました。これこそが私の思っていた留学生活だという生活を送ることができています。前学期にああしていれば今頃は違った生活を送れていたんだろうなあという後悔も少しはありますが、終わったことはどうしようもないので、前学期の自分のだめな部分に気づけただけでも良かったと思うことにしています。だめだめだった前学期も決して自分にとって無駄ではなかったと思います。今学期はとても楽しく、友達から毎日色々なことを学んでいるのでまだまだアメリカで生活したいと思うくらいです。
アメリカ人の友達だけではなく、留学生の友達もたくさんでき、自分の世界に対する視野が格段に広がったと思います。この留学は私にとって本当に意味のあるすばらしいものだと思います。応援してくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。少しでも成長したと言ってもらえたらとても嬉しいです。そして、せっかく留学したのだから、日本に帰っても英語能力が低下しないように頑張って維持できるように努力します。特にスピーキング能力は使わないと維持できないので、今から維持する方法をいろいろと考えています。私の留学での目標はスピーキング能力の向上だったので少しでも成長できていることを願っています。