アメリカ留学レポート

人間文化学部 国際コミュニケーション学科  志賀 佑丞さん

アメリカ コロンビアカレッジ

 アメリカに来て三カ月が経ちました。この一か月間のメインのイベントいえばハロウィンかと思います。そのことにも少し触れながら書いていきたいと思います。

[ハロウィン]
 10月半ばくらいから雰囲気がどんどんハロウィンに向け移行していきます。いわゆる食堂のメニューが特別なものになったり、ジャックランタンを作るイベントがあります。この際にいろいろハロウィンについて調べました。ハロウィンはもともとケルト人の風習で、日本でいうところの大みそかを表していました。その際異世界から死神やモンスターが来るため、身を守るために同じような格好をして仲間のふりをします。これが仮装の起源といわれています。僕も実際その種類の仮装をしました。当日は子供たちが寮に来て、お菓子をあげたりなどみんなそれぞれ仮装を楽しんだりします。仮装も初めてだったので楽しみました。

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[日本人として生まれて]
 留学をしていて様々な国の人と出会い、日々いろんな国からの日本に対するイメージ、印象が分かります。全体的に思うことは日本人=優秀というイメージが強い傾向にあるのではないかと思います。ものを作る技術力が特に印象的です。
 さらに僕の日本に対してのイメージも日々変わります。三か月経ち外に行く機会も増えました。当然夜出歩くときもあり、言葉では言い表し難いですが、直感的に怖いなとか思う所もありますし、おいしいと評判のレストランに入っても確かに美味しいのは美味しいのですが、日本に比べるとやはり劣るのではないかと思います。これだけでも日本がどれだけ充実しているかわかりますが、政治・教育の話になるとより実感します。ある国では教育の制度が整っておらず、さらに貧富の差で受けられる教育が決まってしまいます。そのようなことで政府を批判すると逮捕されたりします。表現の自由は世界共通ではないと実感しました。そのためにアメリカで勉強しようという人が多いのです。ですから英語は勉強すべきもので生きる術といっても過言ではありません。日本にいると何もかもが当たり前で、すでに多くのもの、チャンスが与えられていて、例え諦めたとしてもまた別の道が用意されていることもあります。当たり前に与えられているから必死さが足りないのかと思います。他国と比較してよいことなのかわかりませんが、日本が如何に恵まれているのか、自分が如何にそれに甘えていたのか実感します。頭ではなんとなくわかっていたことですが、他国の人と生活することで痛いほど実感することができます。

[サンクスギビング]
 小学生から大学生がほとんど同じタイミングで休暇取り大部分のアメリカ人が家族とともに過ごします。家族だけでなく親戚で集まってみんなで過ごすということもあります。日本の正月に似ているなと思いました。食事もターキーやパンプキンパイなど定番があるようで、他にも家族によって違いますが多々ルールが存在します。この時期に休みは日本にはないので少し不思議な感じがします。多くの店がサンクスギビングデイには閉まっていると聞いていた通り、空いているのはスターバックスなどのチェーン店や、観光地やその周辺のお土産屋さんぐらいでした。

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