ドイツ留学レポート3
地域文化学科 坂部葉子さん
ドイツ アウクスブルク大学3
◇留学を終えて
アウクスブルクのクリスマスマーケット
約一年間という留学生活を終えて、結論から言うととても充実したものであった。心配していたドイツ語の語学力については、1セメスターを終えた頃からドイツ語の理解力が格段に伸びたことを実感することができた。よって、2セメスター目のドイツ語の授業は以前よりも、より理解を深めることができた。ドイツ語が日常の生活の中で理解できることによって、後半の留学生活はあっという間に過ぎていったように感じられた。実際、私は1セメスターを終えるまでは、毎日が過ぎるのが遅く留学を終えるまでまだまだ月日があるなと途方に思っていたが、2セメスター目に入ると自分の中に入る情報量が増え、やることも増え、留学を終えることが惜しいくらいに思った。帰国日が近づいてくるたびに、アウクスブルクを離れることが悲しくなった。
またこの留学を通して、さまざまな国の学生の態度や行動、発言から刺激をもらい自分のあり方をもう一度見直し、ドイツで約1年間やってきたという自信を持ち、その自信から自分にはいろいろな可能性があるということを確認した。それと同時に、悔しさもあった。限られた時間の中で、満足のいく留学生活を送ることができたかというと、ノーである。ドイツ語を習得するたびに、もっと上手くなりたいという思いが強くなり、最初からたくさん準備しておけば良かった・・・と後悔もしている。全てをやり遂げることができなかった分、名残惜しさと課題が残った。しかし、これを機会にまたドイツへ行こうと意気込んでいる。このような感じで、ずっとドイツと関わっていけるのではないかと少しのんきなことを考えている。
この経験を通して、留学というのは達成するものではなくただのきっかけに過ぎないと私は思った。これからどこかへ留学される方にも、『楽しかった留学生活』で終わらせるだけではなく、思うように上手くいかない環境で自分を信じて地道にやり続け、一喜一憂いろんな思いを経験しながら、留学後もその経験を糧にハングリー精神を持ち続けていって欲しいと思う!!
以上が、わたしの留学生日記です。ここまで、お読みいただきありがとうございました!!