フランス留学レポート2
人間文化学部 国際コミュニケーション学科 中村和輝さん
フランス リール政治学院
1. 近況
Second Semesterが始まり、また忙しくなってきました。2月も残りわずかですが、まだまだ寒さが厳しいです。リールではあまり雪が降らず積もることもありませんでした。天気が悪い日が多く、曇り時々雨になる日が続いています。
リール政治学院の授業に関しては、いまだに理解が追いつけず、悪戦苦闘しています。選択した授業にもよるのだと思いますが、先生の話をひたすら聞いて、生徒はひたすらノートを取るスタイルの授業が多く、高校の授業に近い気がします。多くの生徒はPCでノートを取っており、キーボードを叩く音が鳴り響いています。先生の話を聞き取るので精一杯で、ノートをうまくまとめることが難しいです。話すスピードが速い先生の場合は尚更です。スライドがしっかりしている先生や重要そうなことは繰り返して話してくれる先生はやりやすいのですが、スライドがタイトルだけの先生やスライドを作らずただ話すだけの先生もおり、その場合、今何について話しているのかさえ分からなくなってしまうことが多々あります。
リール政治学院ではフランス語を聞くという時間が多く占めています。プレゼンやレポートで話したり、書いたりする機会もあるのですが、聞いている時間が多いです。日常会話に関しては授業の始まる前や終わった後の少しの時間くらいで、リール政治学院では話す機会そのものがあまりありません。話すのも留学生同士だと英語になる場合の方が多いです。やはり授業を受けているだけではなかなか話しをして知り合う機会が出来づらいと思います。例えるなら、県大で他学部・他学科の人たちと同じ授業を受けていても必要最低限の会話があるかないかといった感じです。リール政治学院の生徒達が企画してくれるイベントに参加することで知り合うことができます。
フランス語を話す機会を増やすために、リール第1大学の日本語の授業(会話がメインでフランス人が日本語、日本人がフランス語で話し、いろいろとお互いに教えあう感じの授業)に参加したり、暇があったら、Language caféに行ったりしてフランス語を話す機会を増やすようにしています。知り合いに関してもリール政治学院よりもこういう機会に知り合った人たちの方多く、授業終わりにレストランに行ったり、誰かの家で集まってパーティーをしたりしています。