アメリカ留学レポート3
国際コミュニケーション学科 中嶋 紗也子さん
アメリカ ミシガン州 フェリス州立大学(3)
5月中旬に、ついに9か月の留学を終え帰国しました。心境としては「ついに終わってしまった…」という感じです。9か月という期間は、留学に行く前は長いなと思っていましたが、実際はとても短かったです。秋学期は英語・環境・生活に慣れるのに必死なうえ毎週の課題にも追われ、一日が24時間では足りないと本当に思いました。春学期は生活に慣れて余裕が出てきた分、難しい授業を取ったりいろいろな友達と遊んだりして、より充実した時間を過ごしました。充実した時間ほどすぐに過ぎていくことを実感しました。
同じ寮の交換留学生たちと
大学のジムでロッククライミング
また、この留学を通して得たことがたくさんありました。授業内だけでなく日常の会話の中でも友達同士で意見を出し合っていたため、自然と物事を深くとらえ、それぞれのことについて自分の考えを持つようになりました。また、アメリカはいい意味でも悪い意味でもいいかげんなので、インターナショナルオフィスでも旅行先のホテルでも何でも、任せておいたらやってくれるということはあまりありませんし、ミスも多いです。だから、ちゃんと自分の授業料が免除されているかとか大切なことは随時自分で確認しなければいけません。そうするうちに、自己管理する意識が身に付きました。今まで、誰かにやってもらっていたので甘えていたんだなと思います。
気づかされたことも多いです。海外の学生と比べると、自分が思っていたより自国の今や歴史を知らなかったし、大学で学べることが当たり前になって、今まで授業に対して受け身になっていたことにも気づきました。アメリカでは、公立大学でも授業料が日本の大学の何倍もし、授業料を払い続けられずに学校を辞める人がいます。大学で授業を受けることが当たり前だと思ってはいけないと強く思いました。
インターナショナル・フェスティバル
旅行先のカリフォルニアのビーチで
この留学のおかげで、より多くのことに興味を持つようになり、将来に向けて視野を広げることができました。留学を終えたことで、新たな目標もできました。ちなみに、アメリカでできた友達とはよく連絡を取り、お互いの近況報告をし合っています。帰国する際、多くの友達が「必ず日本に行くからね!」と言ってくれました。また彼らに会う楽しみをエネルギーにしてこれから何事にも精いっぱい頑張っていきたいです。語学力だけでなく、実際にそこで生活することで日本ではできない経験をすることができました。本当に留学してよかったと思います。
春のインターナショナル・フェスティバル