アメリカ留学レポート
環境科学部 環境政策・計画学科 今田 晃憲さん
アメリカ ウェイン州立大学(Wayne State University)
8月22日にアメリカミシガン州にあるWayne State University (以下WSU) に来て約2カ月が経過しました。この2か月間に日本では体験できないような困ったこと、楽しいことなど様々なことが起こりました。キャンパス、寮、授業、その他の活動について報告します。
1.キャンパスについて
まず、初めにキャンパスについて報告させていただきます。WSUはデトロイト市内に位置しています。デトロイトと聞いて誰もが思い浮かぶことは、治安が悪そう、危なそうといったことだと思います。大学のキャンパス内は綺麗で、常に警察官がいてセキュリティーなどもしっかりしているため極めて安全です。しかし、街中に行けば危ないところはいくらでもあります。例えば、街中でホームレスと目があえば金をくれと迫ってきます。WSUは滋賀県立大学に比べてとても大きな大学です。大学内に体育館、図書館、本屋、飲食店、寮など様々な施設があります。初めて、大学に来て一番驚いたことは大学の大きさです。さらに、僕は体育館に筋トレをしに頻繁に行くのですが、体育館は3階建てで地下もあり、たくさんのトレーニング器具やバスケ、陸上のトラックがあり驚きました。図書館は平日24時間あいているのでとても便利です。午前3時くらいまでは結構な人数の人が勉強しています。僕が初めて図書館を利用したときは、本の種類はあまり多くないと感じました。しかし、実際のところ、文献や記事などはほとんどデジタル化されているため、大学のサイトから閲覧でき、かなりの数があります。WSUでは参考文献や授業の課題などインターネットを利用するものがかなり多いです。学習のためにインターネットがかなり発達していて、キャンパス内どこでもWi-Fiの利用が可能です。
2.寮・食事などについて
キャンパス内には、4つほど寮があり、キャンパス外にルームシェアしている人も結構います。4つの寮は若干値段が違います。おすすめは僕の住んでいるタワーズかガファリというビルです。僕の部屋は2つの部屋があり、ルームメイトと相部屋です。そのため、僕は3人のルームメイトがいます。寮の建物にはブラジル、サウジアラビア、中国人もいます。僕のルームメイトは全員アメリカ出身です。キャンパス内にある寮の建物は5-13階建で、僕は13階建ての建物に住んでいます。僕の寮の一階には大きな食堂があります。この食堂は食べ放題でおそらく学校内で最も利用されている食堂です。WSUではミールプランに入ることが可能で週に無制限、5回などと回数が決まっています。僕は無制限食べられるというものに入っていますが、僕の寮で料理をすることは、少し厳しいので非常に便利です。寮内には料理をするための換気扇やコンロがありません。ラウンジという場所に行けば可能ですが、フライパン、食材、冷蔵庫などを買う必要があるため、ほとんどの人は料理をしません。
3.授業について
僕はELIという留学生向けの英語の授業を2つ(Witting, Speaking)とGeology1010とSocial Work1010という授業を受けています。ELI のクラスは週4回で宿題もほぼ毎日ありますが、授業内容がとても面白くためになり、テストも難しくないのでそんなに大変ではないです。GeologyとSocial Workの授業はアカデミックの授業で一般の学生とともに授業を受けています。Geologyは火曜日、木曜日の6:00~7:20pm、Social Workは月曜日の5:30~8:00pmです。両クラス先生の喋るスピードが速いので最初はついていくのが大変でしたが、最近はノートをとったり、授業中に質問もできるようになってきました。Geologyの先生は授業が終わってからも1時間くらい残っているので質問などが出来、親切に助けてくれます。Social Work の先生は授業についてこられているか、メールで確認してくれたり、空き時間に話を聞いてくれます。親切な先生のおかげで授業やテストにもついていくことが出来ています。
4.その他について
僕はWSUに来てから、2週間後くらいに大学のBeakdance Crew に参加しました。練習は月曜日の1:00~3:30pmと木曜日の1:30~5:00pmの間に自由に練習しています。それ以外の日もクラブへバトルに行ったり、街中でサイファーという練習をしています。また、デトロイトのダンサー、MC、DJ達と友達になることで、日本では味わえないリアルなヒップホップカルチャーを学べます。授業の空き時間や放課後もメンバーとしゃべったり一緒にいたり、どこかに連れて行ってもらうことが多いです。アメリカではハングアウトといって、放課後や休み時間にグループ仲間が集まる決まった場所があることが多いです。他の留学生や先生よりも話しやすくとても英語力向上になります。最初は忙しかったりしたのでなかなかハングアウトできなかったのですが、ここ一カ月くらいに頻繁にハングアウトするようになって、英語力が上がった気がします。また、仲の良い友達と一緒にいることで不安が解消されたり、助けてもらっています。
現在2カ月が経過しまだまだ英語も完ぺきではなく困ることもありますが、授業やダンスを楽しんで生活しています。今後も、様々なことにチャレンジしていきたいと思っています。また、勉強、ダンス以外の活動をさらに活発に行っていきたいと考えています。
「寮の友達と(左から3人目が本人)」
住んでいる寮
ブレイクダンスのサークルで友達と野外練習