アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 芝田 翔子さん
アメリカ カリフォルニア州立大学
新学期が始まり、授業にも慣れてきたところだ。今回は先学期よりも授業の数を減らし、社会学とアートという、初めて大学で学ぶ分野に挑戦しているが、とても楽しい。
アートの授業では、リサイクルアートという、お菓子の包み紙やボタン、段ボールなどを再利用してアート作品を作る方法で、自分自身や家族、出身地を表現し、それについてのレポートを三枚書くという課題が出た。アメリカにある物で日本を表現するのはなかなか難しかったが、チョコレートの包み紙や割り箸、日本から持ってきていた写真などを使って完成させた。
小さなころから包み紙や食べ物が入っていたケースなどを集めて何かを作るのが好きだった私にとって、この課題はとても楽しいものであり、また懐かしくも感じた
一月の末にはChinese New Year's Dayがあった。日本に居る時は一度も気にしたことがなかったのだが、いろんな文化が受け入れられているカリフォルニアでは、特にアジア系アメリカ人がこの旧正月を祝っていた。
サンノゼではお祭りもあったそうだ。私の友達にケビンというベトナム系アメリカ人がいるのだが、その子が私にお年玉をくれた。日本の文化だと、お年玉は家族や親戚の間だけの物なので少し驚いた。
ケビンによると、ベトナムでは家族、親戚だけでなく、友達にもあげるらしい。今年、お年玉をもらえるなんて思ってもいなかったので、嬉しかった。
あとは、友達に親子丼やいなり寿司を作ってあげたり、寿司パーティーを開いたりもした。いつもアメリカ人の友達にいろいろと教えてもらってばかりなので、私も日本文化を発信したいと思っている。
日本食を作ってあげることで、日本に興味を持ち、日本についてもっと知ってもらえればいいなと考えている。
最近、友達がカーメルにミュージカルを観に連れて行ってくれた。私はミュージカルが大好きなので、とてもうれしかった。団員はプロばかりでなく、大学生のアルバイトも舞台に立っていた。値段は15ドルと安かったが、とてもよかった。
カリフォルニアに来て、美術・芸術に触れ合う機会が多いように感じる。特に、今私はアートの授業をとっているのだが、教授がミュージカルの話をしたり、私が行ったことのあるロサンゼルスにある美術館の話をしたりと、授業とも関連していてとても興味深い。
私は、留学を一年間にしてよかったと感じている。アメリカに来て半年がたった今、アメリカ人の友達とも本当に仲良くなることができ、とても楽しい。残り三カ月となったが、時間を大切にしていきたいと思う。