ドイツ留学レポート1

地域文化学科  坂部葉子さん

ドイツ アウクスブルク大学

◇ドイツの事務所

 ドイツのアウクスブルクに着いて、ゆっくりする間もなくチューターさんと学生登録等の手続のため学校を渡り歩くことになった。ヨーロッパ圏からの学生でない私は、大量の書類を提出しなくてはならず、少し間違っていたら手直しをしてもう一度来るようにと、部屋を出されたりした。
 大学の事務所は基本的に午前中にしか開いていなく、朝早く事務所に行った。また全ての手続を午前中に終わらせるのは難しく、二日三日かかったのを覚えている。銀行の口座開設においても、そのために予約を取らなければならず、いきなり銀行へ行っても門前払いされたりする。しかし、時間がないなど理由を述べ頑張って説得するとなんとかしてくれる時もある。
 ドイツの役所や窓口は、時間や予定にきっちりすぎて融通がきかない面も多々あると感じた。これぞドイツといった感じである!

Moritzplatz周辺
Moritzplatz周辺
寮から見える風景
寮から見える風景

◇入居と寮について

 入居においても、ハウスマイスターさんが9~10時の時間帯しかいないので、その時間に合わせて他の手続を後回しにしたりと、予定を考えるのが大変だった。入居はとても簡単ですぐに終わった。私はLechbruckeという学生寮に住んでいる。他の寮に比べて、大学から遠い場所に立地しており、トラムで約30分だ。しかし12月にトラムの工事が終了し、所要時間は少し短くなったものの乗り換えをしなければならなくなった。
 良い点を挙げると、中央駅と賑やかな中心街に近くショッピングしやすい場所であること。またこの寮は毎週土曜日に最上階でパーティーがあるのでいろんな人と交流しやすい。
 ドイツのパーティーはクラブパーティーが人気で、お酒を飲みながら大音量の中でダンスをしている。よってゆっくりお喋りなどできない。

◇授業を始めたころ

 私は、アウクスブルク大学でドイツ語を専攻しており、勿論ドイツ語の授業を履修したが、その他にERASMUSの英語の授業も履修した。当初はドイツ語より英語のほうが話せるし、理解もできるので英語の授業のほうが楽しかった。
 レポートやディスカッション、プレゼンテーションなど私にとって重い課題が多々あったが、やりがいがあった。ドイツ語のほうは、理解できないところもあり大変苦戦した。いつになったら伸びるのかという焦りもあったが、ドイツ人や他国の学生達が英語を話せるので、半分開き直っていた部分もある。しかもドイツ人の話す英語が聞き取りやすく、簡単な言葉で話してくれるので、ついつい甘えてしまった。
 この他に、近現代史の講義やゼミを聴講しに行き、難しいながらも知識を広げることに挑戦した。