アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 中野 耀平さん
アメリカ Western Michigan University
キャンパス
WMUのマーク
◇留学当初
時間がたつのは早く、アメリカに来てからもう4か月がたちました。いま留学したての頃を思い出してみると、すごく未熟だったなと感じます。英語も話せず、コミュニケーションを取る難しさを感じさせられました。
アメリカに来て最初はホテルに泊まったのですが、空港からホテルにたどり着くのも一苦労。地図を片手に何度も人に尋ねながら、ようやくたどり着きました。大学が始まると、最初の1週間はオリエンテーション期間。"ISORP"という学生団体が留学生を迎えてくれます。学内の施設の案内、ダウンタウン散策やミシガン湖観光などがあります。オリエンテーションでは様々な国からの留学生と触れ合う機会が多くあり、交友関係を広め、深めるチャンスです。
ウェスタンミシガン大学はとにかく規模が大きく、生徒数も約25,000人と様々な人がいます。大学もとにかく大きく、端から端まで歩くと少なくとも20分はかかります。アメリカの規模の大きさをとても感じます。
ミシガン湖観光
入学式の様子
◇授業
留学生の多くは最初のセメスターで英語の授業を取ることが原則です。学部生用の英語のクラスは2種類、Writing & ReadingとSpeaking & Listeningがあります。最初にどちらかのクラスを取ることを勧められますが、英語に自信がない場合は両方取ることも可能です。
MON | TUE | WED | THU | |
9:00~10:40 | Tourism | Tourism | ||
9:30~10:45 | Racquetball | Racquetball | ||
15:00~17:15 | English(W&R) | English(S&L) | English(W&R) | English(S&L) |
これが最初のセメスターの時間割です。私は英語にあまり自信がなかったので、両方のクラスを取りました。私がウェスタンミシガン大学を選んだ1番の理由が"Tourism"というクラスがMinorではなくMajorとしてあるからです。これは日本でいう観光学で、日本にはこの講義がある大学はあまりありません。将来観光会社で働きたい!と考えている人がいればおすすめです。
"Racquetball"というのは、スカッシュのようなもので体育の授業です。ウェスタンミシガン大学は広大な敷地の中に、スポーツ施設も数多くあります。レクリエーションセンターというものがあり、トレーニングルーム、テニスコート、バスケットコート、フットサルコートなどスポーツ関係なら何でも出来ます。室外にも施設は数多くあり、テニスコート20面、大学保有のアメリカンフットボール場、陸上トラックやアイスアリーナなどがあります。そのため体育の授業も多くあり、ネイティブスピーカーの友達を作るには良い機会だと思います。
男の子にはラケットボールとテニス、女の子にはヨガやズンバが人気です。ちなみに大体の生徒の授業は週4です。
MON | TUE | WED | THU | |
10:00~10:50 | Badminton | Badminton | ||
11:00~12:15 | Modern Arts & Ideas | Modern Arts & Ideas | ||
14:00~15:15 | Tourism Planning | Tourism Planning | ||
15:30~16:45 | Amer History | Amer History | ||
16:00~18:30 | Pop Art-Arch in USA |
図書館
こちらは来セメスターの時間割です。前セメスターと比べてより専門的な授業を取れるようになります。学部関係なくどんな授業でも取れるので、アメリカに来てからやりたいことが見つかっても大丈夫です。
学習施設も豊富で、図書館が2つと各ホール(1つ1つの建物のことをホールと言います)にもそれぞれ学習室が設けられています。テスト期間になると、図書館で無料のポップコーンやコーヒーが配られるなど、勉強のしやすい環境が整えられています。
◇ウェスタンミシガン大学での生活
ウェスタンミシガン大学は学生がたくさんいる分、日本人学生も多くいます。今いる日本人交換留学生は20人くらい、正規生も7人います。
また"Japan Social Association"という団体があり、日本に興味をもつアメリカ人と交流したり、ランゲージパートナーという形でバディを組み、英語と日本語を教えあったりといったことをします。また事務の方に日本人の方がおひとりいます。大学生活で困ったことがあれば相談に乗ってくれます。困ったことがあれば助けてくれる日本人はいます。授業以外の時間を日本人とだけいることも出来ます。
しかし、この状況がウェスタンミシガン大学での1番大きな課題だと思います。せっかく英語を学びに来るなら、日本人とばかりいては意味がありません。ウェスタンミシガン大学は環境もよく、施設も充実しています。そしてほどよく田舎です。勉強をするには素晴らしい環境だと思います。もしウェスタンミシガン大学に来ようと思っている人がいたら、自分は日本人が多くいる環境で甘えてしまわないか考えてみてください。これに勝てれば文句なしのアメリカ留学生活が送れると思います!