アメリカ留学レポート1

国際コミュニケーション学科　　村尾友香さん

Eastern Michigan University

◇初日のこと
　ミシガンに留学に来て、早1ヶ月が経とうとしています。私は、寮に着いた初日のことは一生忘れないと思います。私は、寮に住んでいるのですが6人の女の子と共用のリビング、キッチン、トイレ、お風呂を使っていて、シェアルームのような感じです。
　オランダ人、ドイツ人、スペイン人、アメリカ人3人という構成で、他の部屋に比べたら国際的だと思います。私が寮に入った日の夜、私以外のルームメイトたちは皆楽しく談笑していて、その中私は彼女たちが何を話し、何を笑っているのか全くわからず、初めはただ笑っているだけだったのですが、だんだん耐えられなくなって、最後は自分の部屋に戻って1人号泣してしまいました。理解ができないということももちろんそうですが、留学に来る前に十分勉強してこなかった自分への苛立ちと、親への申し訳なさで泣いていたような気がします。

大学寮(The Village)

新入生オリエンテーション

◇「留学」という目標
　高校の時、自分で言うのも変ですが英語の成績は他の生徒に比べると大変良い方でした。ホームステイの受け入れなどもしていて、英語も話せる方だと思っていました。その変な自信のせいで、大学に入ってからは「留学」という目標があったにも関わらず、ほとんどろくに勉強しませんでした。出された課題もやらないこともしばしばあり、単位を落とした授業もあります。TOEFLの受験も参考書を買うだけ買って、結局勉強せずに受けたのですが、なぜか交換留学に必要な500点はクリアしてしまい、ここでも「自分はまだいける」という変な自信がついてしまい、留学直前になっても、「行ったら何とかなるだろう」という根拠もない自信から、全く勉強せずに遊びまくっていました。
　しかし、そのわけもわからない自信は初日に見事に打ち砕かれました。大学に入ってからの自分の行動の全てのツケがここに回ってきたんだな、と受け止めました。なので、これから留学に行く後輩のみなさんには、周りに流されずに「留学」という目標に向かって自分をしっかり持って、勉強してほしいと思います。日本にいる間にしっかり勉強しておけば、留学に行ってから本当に楽だし、その分他の経験ができると思います。

ダウンタウン、アナーバーでのショッピング

デトロイトタイガースの試合観戦

◇英語を話す環境を
　実際、私はこの秋セメスターはESLの授業3つ（Writing, Pronunciation, Listening & Speaking）と専門の授業1つを取っているのですが、日々ESLの課題に追われていて、平日は全く自由な時間がありません。しかし、他の留学生でESLは取る必要がなく、専門の授業だけを取っている友達は時間的ゆとりがあり、様々な学生団体、サークルに参加したりジムに行ったりして勉強以外の時間がとても充実しているように思えます。必然的に出会う人の数も多くなるし、コミュニケーションを十分他の人と取ることが出来るので、その子は友達がすごく多いです。これは、非常に重要なことだと思います。
　私の場合は、相手が言っていることが聞き取れないし、せっかく相手が話しかけてくれても何と返事していいかわかりません。それでも、過去のことを後悔しても仕方がないので、自分で出来ることを少しずつやっていこうと思い、週末にはアメリカ人の友達と買い物に行ったり、お昼ご飯を食べたり、自分の興味のある団体に問い合わせたりと、英語を話す環境を出来るだけ作ろうと努力しています。今月は、落ち込むことの方が多かったですが、これから少しずつ進歩していきたいと思います。