アメリカ留学レポート

国際コミュニケーション学科 中村 芽生さん

北ミシガン大学

アメリカに来てちょうど二週間が経ちました。私は今、アメリカのミシガン州にある NMU(Northern Michigan University)に留学しています。私が住んでいる東近江市はNMUがあるマーケット市と姉妹都市協定を結んでおり、私はその姉妹都市プログラムの一環で、NMUに留学しています。

アメリカに来て最初の一週間、私はこのプログラムに参加するホストファミリーの家でホームステイをしました。私にとっては初めての留学で初めての外国、出発する前からひどく緊張しており不安でいっぱいでした。それらをすべて取り除いてくれたのが、ホストファミリ-でした。到着時間が夜の11時という遅い時間にもかかわらず、Pickens夫婦と二歳の息子Langstonくんは空港にまで来てくれて、"こんにちは、お友達"と日本語で書かれた大きなプラカードを掲げ、私を出迎えてくれました。

ホストファミリーと過ごした一週間は、本当に楽しい毎日でした。朝早くに起きて海岸で朝日を見たり、ビーチに行ったり、滝を見に行ったり。マーケット市は田舎で小さな町ですが、本当に素敵な町です。素敵なお店がたくさんあって、自然が豊かで、何より町に住む人々が暖かい人ばかりです。みんな目が合うと必ず笑顔で挨拶をしてくれます。また小さな町なので全員が知り合いじゃないかというぐらい、みんなが仲良くて驚きました。

ホームステイの一週間が終わり、ついに学校が始まりました。最初の一週間はすべてのことに戸惑いながら暮らしていました。また、英語が聞き取れない、話せないことに、自分の無力さを日々感じています。留学前、よくいろんな人から聞いていたのが、ただ留学するだけでは語学は身につかないということ。私は、そのことについて本気には信じていませんでした。一年もいれば、話せるようになるだろうと心のどこかで思っていました。しかし、こっちに来てから本当にそうだなと痛感しています。現地のほとんどの学生は、留学生に興味を示しません。話しかけてくれることもあまりありません。授業だって、留学生と現地学生に対する先生の扱いに違いはありません。でも、話しかければ必ず優しく返してくれるし、先生にも質問すれば丁寧に教えてくれます。とにかく、必要なことは自分から行動するということ。自分が何か行動しなければ、何も起こらないし、何も変わることは出来ないということがわかりました。行動することには、すごく勇気がいるし、もちろん英語が必要です。私は、まだ友達といえる人もいないし、行動できているかって考えると全然です。もっと、アクティブにならないと!と日々自分に言い聞かせています。

また、NMUには約50人の留学生がいるのですが、英語を学びに来ている人はいません。英語はあくまで何かを学ぶためのツールであり、それを使えるのは、当たり前。みんなそれぞれがある分野を勉強したいという強い意志をもってこの大学に来ています。その面に関しても、私の意思はとても弱く反省しています。英語を学びたいという気持ちは強いのですが、その意志だけが強くて目的があいまいです。そのため、授業選びにはとても苦労しました。これから、留学を考えている人がいたら、自分は何のためにどの分野の何を学びに行くのかという意思設定をしておくことをお勧めします。

まだ始まったばかりの留学生活、強い意志をもち行動し続けたいと思います。

ホストファミリーと
Sunrise
大学前
キャンパス