アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 宮谷 真由子 さん
ランシングコミュニティカレッジ
アメリカのミシガン州ランシングに来て約1カ月が経ちました。最初の1カ月はアメリカに慣れようと必死だったせいか、本当にあっという間に過ぎてしまいました。今は授業も始まり生活リズムも決まってきて、だいぶ慣れてきたように感じます。
まずは、私がいるランシングについて書こうと思います。気温は日本よりも寒く、8月なのに長袖で過ごせるくらいです。朝夜と昼の気温差が激しいので、毎朝着る服に迷います。今週はとても寒く、もう冬が来たのではと思うほどでした。半袖よりも長袖を多めに持ってきておいたらよかったと少し後悔しました。そして、天気は非常に変わりやすく、急に土砂降りになったかと思えば、すこし時間が経つと雲一つない青空が広がったりします。なので、ここではあまり天気予報はあてになりません。ここは緑が多く自然豊かで、日本では滅多に見られない野生のリスやウサギが普通に家の周りにいたりします。アメリカの家はとても可愛らしく、どれも絵本に出てくるようです。土地が広いからか平屋が多く、家の前には必ず芝生があり、そこでは子供がサッカーを楽しんだり、犬と戯れたりしています。低い建物が多いので、空がとても広く感じます。
次に、アメリカで過ごしていて気づいたことについてです。アメリカでは知らない人でもよく声をかけます。道で散歩をしている人や廊下ですれ違った人、バスの運転手に"Hello!"と言われたり、スーパーで食材を選んでいる最中に、おばさんが急に話しかけてきて良い食材の見分け方を教えてくれたりします。とにかくアメリカ人は誰に対してもフレンドリーなのです。バスの中でも、知らない人同士が普通に会話していたりします。それは最初とても驚きました。しかし、私はこの文化は素敵だと思います。日本人ももちろん親切ですが、アメリカ人は親切でやるというよりもそれが普通でやっているという気がします。そしてお店を出るときには店員さんにいつも"Have a good day!"と言われますが、私はその言葉が好きです。日本の「またのお越しを楽しみにしています。」よりも、自分のことを考えてくれているような気がしてとても嬉しい気持ちになります。
ここに来て1カ月で既に時間が過ぎる早さを痛感しています。ここに来て思ったのは、小学校の時から勉強していたのにも関わらず全然英語でコミュニケーションをとれないということです。行く前からわかっているつもりでしたが、いざ実際にネイティブと話してみると自分はこんなにも英語を話せないのかとショックでした。とてももどかしく、英語をうまく操れない自分に毎日腹が立っています。ですが、そんな弱気なことを吐いていても時間は止まってはくれないので、必死に食らいついていくしかないと思っています。なんでもチャレンジし、機会を待つのではなく自分から掴みに行こうと思います。できるだけ英語に触れる時間を作り、毎日練習を重ねていきたいと思います。日本に帰る頃には、最初の弱気な自分に何を言っていたのだろうと笑えるように日々頑張りたいと思います。