アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 上嶋 笑奈 さん
カリフォルニア州立大学モントレーベイ校 留学生日記2
今回はルームメイトについて書きたいと思います。私の寮はできたばかりで、寮費はセメスターで5,141ドルです。4人部屋ですが、各自に個室があり各個室にお風呂、トイレがあります。共有するのは冷蔵庫、キッチン、洗濯機、リビングルームです。私以外のルームメイト3人はロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコから来ている地元民です。そのうち2人は秋セメスターからソロリティーという女子だけのクラブのようなものに入っています。その団体の中でシスターという姉妹関係を作っており、お互いを姉または妹と呼び合っています。
日本の大学には馴染みのない組織なので、初めてソロリティーの存在を知ったときは、本当に姉妹が集まっているのかと思いました。姉妹関係というのは、家族でもなく、例えると家族未満、親友以上だそうです。授業以外の活動を共にしていて、週末には集まってパーティーを、放課後には集まって勉強会、工作、社会奉仕活動、旅行など、毎日忙しそうにしているのをあと一人のルームメイトと見ています。結束力が強く、日本の部活やサークルよりもいいなと思う反面、シスターという表面的なものに縛られていて強制的に団結力を強めているようにも感じられ、あまり好意をもっていない人もいます。私もアメリカでしか体験できないクラブなのでせっかくなので入ろうかと何度も思いましたが、おそろいのユニフォームを何枚か買わないといけなかったりと経済面も厳しいのと、あまりにも忙しい毎日をルームメイトが過ごしているのを見て、まだ検討中です。
彼女たちが家でパーティーをする際は基本私も参加させてくれるので、だいたいのソロリティーのメンバーの子と仲良くなることができました。彼女たちのグループのメイン活動は社会奉仕活動だそうです。特に弱い立場にいる女性を対象とした活動をキャンパス内でチラシやポスターなどを使って行っています。地域貢献ができたり、生徒だけでなく、大学の外ともつながれることが魅力的だなと思います。ソロリティーは女子だけのあつまりですが、彼女たちはよくフラタニティーという男子だけのグループとも活動を共にしています。ソロリティーに入るためには、簡単な書類を書く必要があり、その内容をみせてもらうと、どうして入団したいのか、どんな期待をもっているのか、あなたにとっての姉妹関係とはなどとA4の紙二枚のアンケートを記入しなければいけません。また35ドルのapplication fee が必要と示されていました。
この学期をもって、ひとりのルームメイトがair force に行かないといけないらしく、お別れすることになりました。私には理解しがたいことだったのですが、air force に入った後には学費が免除されるなどの利点があるらしく、スナップチャットというSNSで彼女が元気そうにしている様子を毎日見れて嬉しいです。新しい学期に入り、慣れてきて余裕があれば、この機会を生かして入りたいなと考えています。