学生による現地ボランティア参加
学生による現地ボランティア参加
5月30日~6月19日の3週間、福島県会津若松市にて、NGO団体「NICE」が主催する、避難施設の子どもたちと遊びを通した心のケアを行うボランティアに参加しました。父に「メディアではなく自分の目で感じるのが大切なのでは」と言われたことがきっかけです。ボランティアには年代や国籍など様々な人が集まり、体育館でバドミントンや追いかけっこをしたり、ホテル内に設けられたキッズルームでままごとやパズルをしたり、7か所の施設で子どもたちと遊びを支援しました。楽しく遊んでいても、風雨の音を地震と思いこみ怯える子や、ご飯が食べられなくなってしまった子、歩けていたのに“はいはい”に戻ってしまった子などがいて、震災の前後で色々変わってしまったのだと感じました。やはり、子どもたちには声量や動きの制限なく、大声を出し走り回り発散できる場が必要だと思います。今後、体育館やホテルで暮らす人々は仮設住宅に移ることになります。せっかくできた友達と別れ、再び新しい人間関係を作らなければならないことによる、精神的な負担も心配です。 実際に行ってみて、現地の人々の頑張りに、ボランティアに行った私たちの方がパワーをもらいました。また3週間では全然足りないということを痛感しました。再び現地へ行き、支援を続けたいと思います。
子どもたちと一緒の松尾さん(左から2番目)
(人間文化学部3回生 松尾夏希さん)