工学部木田拓充講師の研究課題がJSTの「創発的研究支援事業」に採択されました

2026年11月4日

JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)が募集する「2026年度創発的研究支援事業」に、工学部材料化学科木田拓充講師の研究課題『4次元分光マッピングー重水素ラベル法の融合によるマルチスケール構造・物性評価技術の創出』が採択されました。

「創発的研究支援事業」は、特定の課題や短期的な目標にとらわれず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するプログラムです。我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、将来の社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションの源泉となる、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な研究を長期的に支援することを目的とされています。

そのために、本事業では、独立して自らの独創的な研究に取り組む若手・中堅研究者に対し、原則7年間(最長10年間)という長期にわたり、失敗を恐れず研究に専念できる環境と研究費が提供されます。創発マネージャーによる手厚いサポートの下、研究者が異分野の多様な研究者ネットワークを形成し、相互に触発し合うことで、既存の学問の壁を越えたパラダイムシフトの創出や研究成果の最大化、および次世代のトップ研究者としての飛躍が大いに期待される事業であり、採択されることが非常に難しい「狭き門」と言われています。

研究の概要について

採択課題名

4次元分光マッピングー重水素ラベル法の融合によるマルチスケール構造・物性評価技術の創出

研究代表者

滋賀県立大学工学部講師木田拓充

概要

プラスチックは非常に複雑かつ階層的な構造を有しており、この構造と各種物性の関係を解明することは、高分子科学における長年の課題となっています。本k根休暇台では、変形・温度変調過程における3次元マッピング技術である「4次元分光マッピング」と、特定の構造部位のみをラベル化する「重水素化技術」を組み合わせた画期的な分析手法を駆使し、複雑な階層構造を持つ高分子内部の特定部位における構造や力学挙動を4次元で評価することで、高分子材料における構造と力学物性の相関関係の完全解明を目指します。評価の対象として、プラスチック単体だけでなく、繊維強化プラスチックやブレンド材料を用いて、界面に着目した破壊メカニズムを明らかにし、不均一構造を利用した物性制御の学理構築に挑みます。

事業の詳細については、JST創発的研究支援事業の公式ウェブサイト等をご確認ください。

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