大学院工学研究科材料科学専攻の畑翔太郎さんが、マテリアルライフ学会 第35回研究発表会において「研究奨励賞」を受賞しました
2024年11月21日
7月4日〜7月5日に東京工業大学(東京)にて開催されたマテリアルライフ学会 第35回研究発表会において、本学大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程の畑翔太郎さんの発表が「研究奨励賞」を受賞しました。
本賞は、大会2日間の間に行われた口頭発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は14件の口頭発表から3件が選出され、その中の1件に本発表が選ばれました。他2件は大学教員であり、学生の受賞は畑翔太郎さんのみでした。
発表内容について
題目
ポリシラン添加がシリコーンゴムの力学物性と架橋構造に与える影響
発表者
畑翔太郎、 徳満勝久、竹下宏樹、木田拓充
概要
シリコーンゴムは優れた柔軟性を示す材料であり、医療品や人工臓器など、我々の日常生活のさまざまな用途に用いられています。我々の研究グループでは、シリコーンゴムの調製段階において、ポリシランと呼ばれるケイ素化合物を添加することで、シリコーンゴムの柔軟性を劇的に向上する手法を発見しました。本研究では、シリコーンゴムにポリシランを添加した際の構造や力学物性の違いをさまざまな測定手法を駆使して観察・評価し、 ポリシラン添加によるシリコーンゴムの延性化メカニズムを提唱することに成功しました。