工学研究科材料科学専攻博士前期課程の堀場康生さんが、プラスチック成形加工学会第37回年次大会おいて学生優秀ポスター賞を受賞しました
2026年10月14日
2026年6月24日~25日にタワーホール船堀 (東京)で開催されたプラスチック成形加工学会第37回年次大会において、本学大学院博士前期課程1年生の堀場康生さんが「優秀ポスター賞」を受賞しました。本賞は、大会2日間に行われた教員・社会人を含めたポスター発表の77件中から6件選出され、堀場さんの発表がその一つに選ばれました。堀場さんには、6月25日に行われた表彰式において賞状と記念の盾が贈呈されました。
受賞内容について
題目
線状/環状ポリオキシメチレンブレンドの結晶化挙動とレオロジー
発表者
堀場康生、竹下宏樹、木田拓充、徳満勝久
概要
ポリオキシメチレン(POM)は、その高い機械的強度や耐摩耗性、低摩擦性などから、歯車等の機械部品に幅広く使われています。通常、高分子は長い紐状の分子ですが、POMはその合成時に環状となった少量のPOMが不可避的に混入し、それが溶融・成形加工時に重要な影響を与えることが知られているため、溶融時の流動と結晶化における環状分子の役割の解明は、学問的に興味があるだけではなく工業的にも重要な課題です。
環状POMの添加は、高分子の粘度を上昇させ、それに伴って結晶化速度が低下することが分かりました。また、溶融状態の粘度は、分子同士の絡み合いが増える効果と、分子が動きやすくなる効果の二つの相反する作用によって決まることが明らかになりました。これらの作用が分子の拡散を左右し、POMの結晶化挙動を支配していることを示しました。





