材料科学専攻博士前期課程の太田鈴菜さんが、第35回高分子加工技術研究会において学生優秀発表賞を受賞しました
2023年12月11日
10月26日〜27日に名古屋市工業研究所(東京)にて開催された第35回高分子加工技術研究会(日本レオロジー学会)において、大学院博士前期課程の太田鈴菜さんの発表が「学生優秀発表賞」に選ばれました。
本賞は、学生による口頭発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は14名の対象者の中から2名の発表が選出され、その内の1名に太田さんが選ばれました。太田さんには、賞状と表彰楯が授与されました。
発表内容について
題目
感温性高分子マイクロゲルのコロイド結晶化過程における転移挙動の解明
発表者
太田鈴菜、竹下宏樹、木田拓充、徳満勝久
概要
コロイド結晶化については、主に固体分散系において様々な観点から実験・検討が行われていますが、未解明な点も多くあります。本発表では粒径の揃った感温性高分子マイクロゲルを用いてコロイド結晶化の転移挙動について検討を行いました。その結果、温度すなわち結晶化時の粒子体積分率によって形成される結晶形が異なることが分かりました。さらに、粒子の拡散速度等によっては結晶後に結晶転移が起こることも分かりました。