工学研究科電子システム工学専攻の川口大貴さんが「令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会」における研究発表でYOC奨励賞を受賞しました
2022年04月20日
大学院工学研究科博士前期課程電子システム工学専攻の川口大貴さんが、2021年8月に行われた「令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会」における研究発表でYOC奨励賞を受賞しました。
本賞は、本大会における29歳以下の若手技術者による優秀な口頭発表に対して送られる賞です。
本発表の研究は、小型携帯用機器や電気自動車で利用されるリチウムイオン電池の非破壊計測・分析に役立つものです。
受賞内容
賞の名称:YOC奨励賞(Young engineer Oral presentation Competition)
受賞者名:川口大貴(大学院工学研究科博士前期課程電子システム工学専攻)
発表題目:緩和時間分布法によるNCMおよびNCA正極リチウムイオン電池の電気化学インピーダンスの比較検討
著者:川口大貴、平山智士、乾 義尚
発表内容
近年では、用途に応じて様々な正極材料を用いたリチウムイオン電池が開発されており、それらを電源として利用するためには電池の特性を明らかにしておく必要がある。
本研究では、緩和時間分布法を用いて、電池の内部インピーダンス成分の周波数分布の分析を行うことで、三元系Ni-Co-Mn正極とニッケル系Ni-Co-Al正極のリチウムイオン電池に含まれる素過程の数と各々の温度特性を明らかにした。