大学院工学研究科電子システム工学専攻の吉村侑恭さんが,International Conference on Electronics, Information, and Communication (ICEIC) 2021において「Best Paper Award (Silver Prize)」を受賞しました。
2021年1月31日〜2月3日の4日間にわたり、現地(韓国,、済州、Jeju Shinhwa World)/
オンラインのハイブリッドで開催された IEEE/IEIE 共催の International Conference
on Electronics, Information, and Communication (ICEIC) 2021 において、本学大学院工学研究科電子システム工学専攻の吉村侑恭さんが英語口頭発表を行い、「Best Paper Award (Silver Prize)」を受賞しました。本賞は、研究内容についてまとめられた Proceedings Paper において、特に優秀な論文に対して送られるものです。
受賞内容について
■「Best Paper Award (Silver Prize)」
工学研究科 電子システム工学専攻 電子回路分野 吉村侑恭
発表題目:
Implementation of Low-Energy LSTM with Parallel and Pipelined Algorithm in Small-Scale FPGA
著者:吉村侑恭,井上敏之,土谷亮,岸根桂路
受賞発表内容: 近年,電波により非接触で取得した生体情報を用いた個人識別システムが提案されています.個人識別には機械学習を採用する場合が多く,その演算には通常100 W以上を要する大型計算機が用いられます.しかし,システムを様々な場所で利用するためには,小型でかつ低消費電力であり,大型計算機と同程度の演算高速性が望まれます.本研究では,機械学習の推論処理について,低消費電力(2 W)でかつ演算時間を短縮する手法を開発し,実機による測定を行いました.その結果,ハイエンドGPUを用いた場合と比較して,計算に必要な消費エネルギーを92%削減することに成功しました.
電子回路分野HP: http://www.e.usp.ac.jp/~ectw/index.html