大学院工学研究科先端工学専攻博士後期課程2回生の石島 政直さん(指導教員:バラチャンドラン ジャヤデワン 教授)が「第10回CSJ化学フェスタ2020」において「優秀ポスター発表賞」を受賞しました。
2021年02月12日
大学院工学研究科先端工学専攻博士後期課程2回生の石島 政直さん(指導教員:バラチャンドラン ジャヤデワン 教授)が10月20日~22日にオンラインで開催された日本化学会秋季事業 第10回CSJ化学フェスタ2020」にて、優秀ポスター発表賞を受賞しました。
この賞は、上記シンポジウムでの986件の学生ポスター発表の中から選出された177件の発表に贈られるもので、受賞者の石島さんには表彰状が贈られました。
受賞の詳細は、以下のURLをご参照ください。
https://www.csj.jp/festa/2020/document/award.pdf
発表内容について
■分類:材料化学
■題目:ナノスケールにおける多重反応機構開拓による Cu-Co 系二元系ナノ材料の設計と創製
■発表者:石島 政直・バラチャンドラン ジャヤデワン
■概要:多元系金属ナノ粒子は形態に応じて様々な特性が発現することが知られており、その形態制御技術の開発は非常に重要です。本研究ではアルコール還元法を用い、還元速度を制御することで、拡散やエッチングといった多重反応を誘発させ、Cu-Co二元系のコアシェル構造や、固溶体中空構造、ナノチューブの作製に成功しました。還元・エッチング・拡散の各反応の制御により得られた様々な形態を有するナノ構造体作製が可能であることを示し、多元系金属ナノ構造の設計指針を得ました。