環境科学部環境建築デザイン学科 村上修一研究室の作品が、第21回まちづくり・都市デザイン競技において、まちづくり月間実行委員会会長賞を受賞しました
2019/06/13
まちづくり・都市デザイン競技(旧まちの活性化・都市デザイン競技)は、国土交通省が毎年6月1日~30日に実施している「まちづくり月間」行事の関連行事として、平成5年度より毎年実施されています。組織設計事務所や大手ゼネコン設計部の作品が過去の入選作に並ぶなど、独創性だけでなく実現可能性も問われるものです。
今回は、愛知県春日井市「高蔵寺ニュータウン センター地区」を対象に、10~20年後のニュータウン全体の将来像と、拠点としての新しいセンター地区の具体像を提案することが求められました。
登録のあった62グループの中から、最終的に33作品の提案があり、本研究室の作品は、最優秀賞である「国土交通大臣賞」に次ぐ「まちづくり月間実行委員会会長賞」を受賞しました。
審査員からは、地域の将来、新しい技術について深く検討し、MaaSという提案にいたっている点等について、高く評価されました。
作品の概要
制作チーム:上田健太郎,斧林皇樹,片山佳祐,土川史夏,冨田マリン,毛利沙織,村上修一
タイトル:「MO-TOWN MaaSの軌跡が魅せる地形都市」
趣旨:
名古屋大都市圏の東に位置する人口4万人の高蔵寺ニュータウンは、街区や街路が地形にそくして配置されていることや、サービス施設が中心部に集約されていることが特徴です。
しかし、居住世代の高齢化を背景に、移動経路に高低差があることや、近所にサービス施設がないことなど、その特徴が生活の利便性を脅かす要因となっています。そこで、MaaS(Mobility as a Service)の導入により、サービス施設が来てくれる、移動中に好きなことができるといった、新しい暮らし方を可能にするとともに、EPD(Ecological Planning and Design)の導入により、この土地本来の有様にそくして空間を再編することを、私たちは提案します。
下記のサイトにおいて審査結果が公開されています。
(公財)都市づくりパブリックデザインセンター
https://www.udc.or.jp/publics/index/214/
なお,このデザイン競技の入選者は,7月13日に春日井市東部市民センターで開催されるシンポジウムで,パネリストとして登壇する予定です。