工学研究科機械システム工学専攻の堀川俊典さんが、非破壊検査協会2024年度秋季講演大会において、「新進賞」を受賞しました
2025年1月27日
2024年11月7日~8日に開催された非破壊検査協会2024年度秋季講演大会において、本学大学院工学研究科機械システム工学専攻博士前期課程の堀川俊典さんが「新進賞」を受賞しました。
本賞は、若手登壇者の中から優れた研究発表を表彰するものです。堀川さんには賞状が贈呈されました。
発表内容について
題目
温度ギャップ法による貫通き裂の内部形状評価に及ぼすき裂形状および計測誤差の影響
連名者
堀川俊典、和泉遊以、田邉裕貴
概要
鋼橋などのインフラ鋼構造物を適切に管理するためには、部材中に発生する疲労き裂を早期に検出し、その大きさを把握することが重要となります。既往研究において、き裂の断熱効果により生じる温度差の検知に基づくき裂検査手法(温度ギャップ法)が開発され、遠隔から効率的にき裂を検出する方法として注目されています。今回発表した研究は、同手法を応用して、得られた温度分布からき裂の内部形状を逆問題的に推定する方法について検討したものです。研究の結果、き裂形状や計測誤差がき裂形状推定結果に及ぼす影響を明らかにし、提案手法の有効性を示すことができました。