環境科学部生物資源管理学科の中澤利恵さんが「日本農芸化学会2021年度大会トピックス賞」を受賞しました
2021年05月07日
環境科学部生物資源管理学科の中澤利恵さん(指導教員 原田英美子教授)が、2021年3月18日~21日にオンラインで開催された日本農芸化学会2021年度大会でトピックス賞を受賞しました。一般講演1299演題の中から社会的インパクト、農芸化学らしさ、科学的レベルなどに基づき31題が選定され、表彰されました。
著者:中澤利恵、田中玲桐、畑直樹、南川久人、原田英美子
題目:切り花の鮮度保持におけるナノバブルの作用機構
講演の内容:
ナノバブルは直径が1µm以下の微細な泡であり、水質浄化や生物の活性化に寄与することが報告されています。切り花の鮮度保持に効果があることも複数の先行研究で示されていますが、その理由は明らかにされていませんでした。本研究では、ナノバブル処理したキクで花持ちが延長することを改めて示しました。さらに、植物の水分生理に着目して調査を行い、ナノバブル処理区で植物の吸水および蒸散が低下していることを明らかにしました。本発表は、本学工学部機械システム工学科・南川久人教授の研究チームとの共同研究で得られた成果です。
会議URL:https://www.jsbba.or.jp/2021/