環境科学部・⽣物資源管理学科の上町達也准教授らの研究グループが、アジサイの全遺伝情報(ゲノム)を解読しました
2020年07月06日
環境科学部・生物資源管理学科の上町達也准教授は、かずさDNA研究所と日本大学、福岡県農林業総合試験場、宇都宮大学、栃木県農業試験場と共同で、伊豆諸島の青ヶ島に由来するガクアジサイのゲノム解析を行いました。アジサイは、ハナミズキなどと同じミズキ目に含まれる被子植物で、アジサイはミズキ目のなかで初めてゲノムが解読された植物になります。アジサイ品種「城ヶ崎」と「隅田の花火」に八重咲き性をもたらす遺伝子を特定しました。「隅田の花火」の八重咲き性は、花器官の形成に関わる遺伝子の変異によるものであると推定されました。梅雨時期に映えるアジサイは母の日のギフトとしての需要もあり、この解析により魅力的な八重咲き品種の開発が容易になります。
本研究の成果は、プレプリントサーバーBioRxivにおいて、6月16日火曜日にオンライン公開されました。
滋賀県立大学・圃場実験施設で栽培中の「青ヶ島ー1」
伊豆諸島に自生する「青ヶ島-1」
研究の詳細は プレスリリース (793.8 KB) をご覧ください。
【問合せ先】
滋賀県立大学 環境科学部 生物資源管理学科
准教授 上町達也(うえまち たつや)
TEL 0749-28-8338
E-mail:uemachi@ses.usp.ac.jp