大学院工学研究科電子システム工学専攻の山崎怜さんが、17th International SoC Design Conference (ISOCC 2020)において、「SK Hynix Award」を受賞しました。

2020年12月25日
 

2020年10月21日〜24日の4日間にわたり,現地(韓国, 麗水市,Sono Calm Yeosu Hotel)/ オンラインのハイブリッドで開催された IEEE/IEIE 共催の 17th International SoC Design Conference (ISOCC 2020) において,本学大学院工学研究科電子システム工学専攻の山崎怜さんが英語口頭発表を行い,「SK Hynix Award」を受賞しました。
本賞は,研究内容についてまとめられた Proceedings Paper において,特に優秀な論文に対して送られるものです。

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受賞内容について
■「SK Hynix Award」
工学研究科 電子システム工学専攻 電子回路分野 山崎怜
発表題目:Processing Time Reduction for JPEG Compression Using Pixel Array Conversion
著者:山崎怜,井上敏之,土谷亮,岸根桂路
受賞発表内容: 映像を用いた産業機械等の遠隔操作技術の普及に伴い,映像の遅延によって操縦者の作業効率が低下するという問題が浮上しています。我々の研究室では,機械のカメラ映像を操縦者のモニタに高速伝送することを目的として,データ圧縮技術と画像処理技術を組み合わせた新しい高速映像伝送システムの検討を行っています。本研究では,画像処理の最適化によりデータ圧縮にかかる処理時間を短縮する手法を提案し,本手法を適用したアルゴリズムの開発と実装,そして処理時間の測定を行いました。その結果,従来に比べて処理時間を34.7%短縮化することに成功しました。
電子回路分野HP:電子回路分野 (usp.ac.jp)