【新入生、在校生、保護者の皆さまへ】令和3年度における学生の学びと安全の確保のための対策について
新入生、在校生、保護者の皆さまへ
令和3年度における学生の学びと安全の確保のための対策について
滋賀県立大学
いよいよ4月から令和3年度前期授業が始まります。
滋賀県立大学では令和2年度前期は全科目遠隔授業でスタートし、昨年8月からは実験実習科目で対面授業を一部再開、そして10月からの後期は感染防止対策を徹底し、ほぼ全面的に対面授業を再開しました。しかしながら今年1月の全国的な新型コロナウィルス感染症の拡大を踏まえて原則遠隔授業に切り替えたところです。
そして迎える令和3年度の前期は、学生の皆さんの学びと安全をしっかりと確保し、充実したキャンパスライフを過ごして頂けるよう次のような対策を講じた上で、対面による授業を進めて参りますのでお知らせします。
なお、今後も新型コロナウィルス感染症の感染状況等を踏まえ、引き続き状況の変化に的確に対応して参ります。
1 授業は、感染防止対策を徹底し、原則対面で行います。
令和3年度の授業は、次のような感染防止対策をしっかりと講じて原則対面で行います。
- 教室の収容率が定員の50%以下となるように教室を割り当てます。
- 講義室では前後左右の間隔を開けるよう机に丸いシールを貼り、着席できる座席を明示しています。
- 授業におけるソーシャルディスタンス確保のため、受講生の多い一部科目では複数の講義室で同時に受講できるよう教室のAV機器整備を実施しました。今後も取組を進めます。
- 各建物や全ての講義室の入口に手指用の消毒液を配置しています。
- 授業中も窓、ドアを少し開け常時換気を行います。常時換気が難しい場合は45分に1回のチャイムを目安に10分程度の換気を行うとともに、換気扇を併用するなど換気を徹底しています。
- 交流センターホールなど大きな講義室は入口・出口専用を設定します。
- 学生の皆さんに感染防止のためのルールの順守をメールや掲示板などで呼びかけています。(項目8参照)
「前後左右の間隔をあけた授業の様子」
「丸いシールで座席指定」
2 今後、再度遠隔授業になった場合に備え必要な基盤等の整備を進めています。
令和3年度途中で、新型コロナウィルス感染症の再拡大により遠隔授業への切替えを余儀なくされた場合に備えて、次のようなネットワーク等の基盤整備を行いました。
- 学生や保護者の皆さんに対して、今後の遠隔授業実施に備えてパソコンや通信環境の整備を呼びかけています。なお、このような受講環境を整備することが難しい学生には、ノートパソコンやモバ イルルーターの貸し出しを行っています。(通信サービスの契約は各自で行ってください。)
- より効果的な遠隔授業の実施のため、学内ネットワークの通信容量を拡張しました。
- ネット環境がない学生への対応等のため講義室(共通講義棟:A4棟)のWi-Fi環境の整備を進めています。
3 安心安全なキャンパスライフ確保のため学内施設では様々な感染防止対策を実施しています。
【生協カフェテリア・ショップ】
- カフェテリア入口には手指用消毒液を設置しています。
- 室内の湿度を上げるため加湿器を設置しています。
- カフェテリアは、座席数を減らすとともに出入口は動線の交差をなるべく避けるため、入口・出口専用を設定し、メニューごとの列の区分とソーシャルディスタンス確保の措置(足跡マーク設置)をしています。
- 昼間の集中を避けるため、学生ホールは昼の間は食事専用としています。また、交流センターのホワイエに100席の食事スペースを設けるとともに、同所で弁当やパンの販売を実施しています。
- カフェテリア、学生ホール、交流センターホワイエの全てのテーブルには遮蔽板を設置し、「黙食」の注意喚起をしています。
- ショップにも入口・出口専用を設定し、ソーシャルディスタンス確保の措置(足跡マーク設置)をしています。また、入店人数が30名程度を超えた場合はショップの外で間隔をあけて並んで待っていただくこととしています。
【施設全体】
- 学生の出入りの多い講義棟や各学部棟、学生センター、交流センターなどに自動測定体温計を設置しています。(同窓会により寄贈)
- 感染リスクを最小限に抑えるためトイレの洋式化、非接触型設備等への改修工事を順次進めます。
「座席を減らして遮蔽板を設けた食堂(左:カフェテリア、右:ナシェリア)」
左:「昼食専用のスペースとした交流センターホワイエ」、右「黙食」の注意喚起表示
「入口出口の専用設定と手指用消毒液の設置」
左:「加湿器」、右:「自動測定体温計」
4 図書館を安心して積極的、効果的に利用できるよう対策を行います。
- 利用できる座席数は通常の半分程度に減らしています。
- リモートアクセスサービスに登録すれば学外から電子書籍、電子ジャーナル、データベースの活用ができます。(同窓会によるご支援)
- 図書の郵送貸出サービス、文献複写郵送サービスは継続します。
- 返却された図書は感染予防のため48時間経過したのちに書棚に戻しています。
- 館内でのグループ学習は引き続き禁止します。
- なお、引き続き学内関係者以外の一般の方の図書館利用はご遠慮いただいています。
「図書館内の座席制限」
5 学生の皆さんの悩みや相談にしっかりと対応します。
【大学による相談窓口】
様々な心配や悩みを持ったり、特に新入生の皆さんは慣れない学生生活に不安も多いと思います。学生支援センターでは、よりよい大学生活が過ごせるよう教職員が連携して一人ひとりの支援に努めています。電話やメールでも受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
学生支援センターではまず、ワンストップサービスの窓口である学生支援センターに連絡いただければ適切な窓口につなぎます。もちろん、それぞれの窓口に直接連絡して頂いても結構です。
- 学生支援センター:より良い大学生活がすごせるよう様々な手続きや相談。
- 健康管理室:体調が悪い場合や健康に不安がある時。
- 学生相談室:カウンセラーへの様々な相談。授業や生活の相談には教職員も一緒に対応。
- 学生・就職支援課学生係:奨学金や授業料減免手続き、学籍相談、証明書発行、通信機器貸与等
- 学生・就職支援課就職係:進路や就職に関する相談、就職ガイダンス、インターンシップの情報提供・支援(ガイダンスや説明会などは感染拡大の状況によりWEBで実施する場合があります)
- 教務課:履修、単位取得、USPoの利用、成績、教育職員免許、資格等の相談
- 情報管理室:Office365についての相談
- 各教科の教員:授業内容や受講の相談
相談窓口の一覧はこちら からご覧頂けます。
【学生団体による新入生相談】
滋賀県立大学生協学生委員会「とんがり」や湖風祭実行委員会による新入生の皆さんの相談会が3月および4月に実施される予定です。
「学生支援センター窓口」
遮蔽板を設置しているので安心してお越しください。
6 安全を確保しつつ様々な課外活動が始まっています。
滋賀県立大学には、学生が組織的かつ自主的に行う課外活動が、公認団体で70団体あり、延べ1,915名(令和2年度)の学生が加入しています。また、本学の特徴的な学生主体の地域貢献活動である「近江楽座」は令和2年度20団体、延べ650人が地域の方々の協力を得ながら一緒になって地域課題解決に取り組んでいます。
令和2年度は新型コロナウィルス感染防止のため前期は活動自粛となりました。夏以降「クラブ・サークル活動などの課外活動指針」や「近江楽座活動指針」等により、感染防止対策を徹底した上で活動計画の提出を求め、許可した団体から活動を再開しました。令和3年度も継続して感染防止対策の呼び掛けなど指導・助言をしながら、活動を支援します。
4月にはクラブ・サークル活動や近江楽座の説明会を予定しています。
左:「劇団 深夜特急」、右:「女子バスケットボール部」
「近江楽座 ボランティアサークルHarmony文部科学大臣賞受賞知事報告」
7 新型コロナウィルス感染症に関して、出欠の特別の取扱いを行います。
次の項目に該当する場合は公欠となりますが、このうち(3)~(5)に該当しているが公欠とせず授業を自宅で受講する意思がある場合は自宅受講届を提出し、自宅で受講できます。(この場合の受講は、受講資料の提供、課題の提出、遠隔授業などとなります。)
(1)風邪の症状(発熱、のどの痛み、咳、息苦しさ、だるさ(倦怠感))
(2)新型コロナウィルス罹患者(症状あり)
(3)新型コロナウィルス罹患者(無症状)
(4)濃厚接触者(家族罹患者含む)*濃厚接触者の指定されない場合は、対象外
(5)海外からの帰国による自宅待機期間
(6)その他(大学が認めた場合)
8 学生の皆さんへの感染防止対策の呼びかけをしています。
新年度のスタートに向け、在学生の皆さんには改めて、基本的な感染防止((1)身体的距離の確保、(2)マスクの着用、(3)手洗い)や3密(密集、密接、密閉)を避けること、毎朝の検温・体調確認などを徹底いただくようお願いしています。これらの対策を取り入れた「新しい大学生活ガイド 」や感染した場合等の対応マニュアル・フロー図などの資料は大学ポータルUSPoで配信しています。
新入生の皆さんには感染防止の取組についてオリエンテーションで説明しますので、「新しい大学生活ガイド 」を確認しておいてください。
このほか、学生の皆さんに配布している新型コロナウイルス感染防止等に関する資料は県大ポータルUSPo(あすぽ)に掲載しています。
9 今後も引き続き、学生の皆さんの学びや安全確保等のため改善に取り組みます。
令和3年度授業は対面授業でスタートしますが、新型コロナウィルス感染症の拡大状況により再び遠隔授業に移行する可能性も否定できません。今年度の遠隔授業の取組をしっかりと検証し、オンライン授業で効果的で活用できるものは今後の授業で取り入れるなどウィズコロナ・アフターコロナの時代を見据えて学生の皆さんが学びをはじめ充実した学生生活を安心して送れるよう、継続的に改善を図って参ります。