地域(療養)生活実習Ⅱの様子 精神看護学領域より
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2025.08.07
今年度から「地域(療養)生活実習Ⅱ」がスタートしました。
これからの看護職は人々の地域生活を支えることを念頭においた支援を行うことが求められています。
この実習は人々のニーズを念頭におき、健康上の課題を抱える人々やそのご家族への支援のあり方を「地域」という視点で考えることを目的としています。
精神看護学領域では、滋賀県内にある3か所の就労継続支援事業所にご協力いただき、3日間の実習を実施しました。
各施設では、地域で療養を続けながら働いているメンバーの方々から、これまでの人生や病気との向き合い方、日々の過ごし方やお仕事のことなど、たくさんお話を聞かせていただきました。
また、現場で支援にあたっておられるスタッフの皆さまからは、地域支援の実際や課題について、貴重なお話を伺うことができました。
この日は、野洲市にある訪問看護ステーション ウィングから、看護師・作業療法士・ピアサポーターの方々が来てくださり、訪問支援の現場についてご講義頂きました。
その後は、就労継続支援事業所の方のご厚意で運営されている喫茶店でお茶とお菓子を囲んで、座談会を開催しました。とてもなごやかな雰囲気でした。
この実習を通して、学生達は、看護者としてだけではなく、ひとりの人間として、精神障がいをもつ方々とどう関わっていくのかということをしっかりと考えていました。
また、私たちが生きる地域社会の良い面や課題を知る機会になりました。
3日間の実習にご協力していただいた皆さま、本当にありがとうございました!