看護学と工学で共同して看護技術演習を行いました
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2023.07.29
腰痛は看護師の職業病ともいわれおり、それが原因で離職につながることもあります。患者の安全もさることながら、看護師自身の安全も確保しながら、看護実践を行うことが望ましいです。
本学部では,看護動作時のボディメカニクスについて,人間工学の視点から、工学と看護学の教員とで共同研究開発した腰痛予防デバイスを活用した看護技術演習を行っています。今年も1回生を対象に7月の基礎看護技術Ⅰにて本学部基礎看護学講座の伊丹君和教授、千田美紀子講師、関恵子講師、村川弥生氏(本学部院生)と青山学院大学理工学部電気電子工学科の伊丹琢助教らと共同で技術演習が行われました。学生らは携帯用の腰部負担計測機器を装着し、ベッドメーキング(入院患者のベッドを作成する)を実施しました。腰部負担計測機器は、看護動作時に腰部負担のかかる前傾姿勢を、音と映像で振り返ることが可能です。学生たちは、自身の看護動作を振り返りながら、安全で腰部負担のかからない看護動作を体得していきます。看護職の腰痛ゼロを目指して、次年度以降も継続していく予定です。