大学院環境動態学専攻の森井清仁さんが、第29回日本環境動物昆虫学会年次大会において「優秀講演発表賞」を受賞しました。

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

2017/12/06

 2017年11月18日~19日に本学において開催された第29回日本環境動物昆虫学会年次大会において、本学大学院環境科学研究科環境動態学専攻博士前期課程1回生の森井清仁さんが、「優秀講演発表賞」を受賞しました。本賞は年次大会で発表された若手研究者による研究の中から、特に優れたものを選び表彰するものです。

<研究発表の概要>
著者:
森井清仁,中野光議,中西康介,高倉耕一

題目:
「スジシマドジョウ2種の保全地における危機と順応的管理」

発表の内容について:
 琵琶湖固有のドジョウ科魚類であるビワコガタスジシマドジョウ(以下コガタ)は、繁殖地がわずか1箇所にまで減少しており、その保全は喫緊の課題となっています。本講演では、コガタの減少の要因として、繁殖地における近縁種オオガタスジシマドジョウとの種間相互作用が強く疑われることを野外調査データに基づいて示し、さらに具体的な保全計画について発表しました。この保全策は今後実際に保全地で実施されることになっており、その効果が期待されます。

kdk-morii1 kdk-morii2 kdk-morii3