工学部機械システム工学科の木澤悠大さん、中村寛望さんが、日本機械学会関西学生会平成28年度学生員卒業研究発表講演会においてBPAを受賞しました。

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工学部機械システム工学科4年生の木澤悠大さん、中村寛望さんが、日本機械学会関西学生会平成28年度学生員卒業研究発表講演会において発表を行い、ベストプレゼンテーションアワード(BPA)を受賞しました。本賞は、発表者の中から優秀な発表を行った者に贈られるものです。

題目

4足動物の歩容切り替えメカニズムの解明

(肩腰機構への減衰負荷による受動機構の歩容の切り替え)

著者

木澤悠大(学部4年)、栗田裕(教授)、大浦靖典(准教授)、田中 昂(助教)、脇坂和樹(博士前期課程2年)

概要

 4足動物の筋骨格系を模擬した受動歩行機構を走路面に接触させることで速度に応じた歩容(ウォーク、トロット、ギャロップ)が形成される。これらの歩容はそれぞれに適した路面速度で歩容を形成するが、路面速度変化に応じてトロット、ギャロップ間の歩容を切り替えることが出来なかった。本研究では、肩腰機構に減衰を付加することで二つの歩容の共振点の間にある反共振の影響を抑え歩容の切り替えを実現した。

題目

分散制御型多点加振による2次元音響空間の固有振動計測

著者

中村寛望(学部4年)、栗田裕(教授)、大浦靖典(准教授)、田中 昂(助教)

概要

 自動車車室の静粛化には音響固有振動の把握が必要である。車室空間は形状が複雑かつ減衰があるため、多点加振による固有振動計測が行われている。しかし、加振点数の増加に伴い制御が複雑になるため、加振点数を制限する必要がある。本研究では、マイクロホンとスピーカーによる局所FB制御から構成される分散制御型多点加振を実現した。減衰の影響を打消すことで1点加振と同等の容易さで,減衰の影響が大きい2次元音響空間の固有振動を励起できた。

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