CLSプログラムは、アメリカ合衆国国務省の「国家安全保障にとって重要な役割を果たす言語の人材養成およびアメリカ人にその言語を教えることができる教師の拡大」を目的とするプログラムで、13の「重要言語」が対象となっており、本年度の日本での開催校に滋賀県立大学が選定されました。CLSプログラムはAmerican Councils for International Educationという国際教育・交流を専門する機関(非営利団体)によって運営され、American Councilsが全米の大学に向けて各国への派遣学生を募集し、多数の応募者から選抜がなされます。このたび本学でも、応募者500名前後から選抜された24名の学生が学びます。
滋賀県立大学では、日本で唯一のCLSプログラム開催校として、学内での日本語学習や彦根市内、滋賀県内の文化施設見学、伝統文化体験、本学学生・彦根市民との交流、4週間のホームステイ及び4週間のアパート共同生活など多彩なプログラムでCLS学生達の日本・日本文化理解に資するよう準備しています。
CLSプログラムの準備は、人間文化学部国際コミュニケーション学科の教員で立ち上げられた「滋賀県立大学CLSプログラム実行委員会」が、学内の関連部署と連携をとりながら行っています。加えて、国際コミュニケーション学科の学生による実行委員会も組織され、キャンプ、交流パーティー、近隣の施設見学など様々な企画の準備をしています。このような企画以外にも、日本語授業のティーチング・アシスタントやCLS学生にマンツーマンでつく「言語パートナー」活動、レジデント・アシスタントとしてアパートでの共同生活など、国際コミュニケーション学科の学生が様々な形でプログラムに関わります。滋賀県立大学の特徴的な取組であるスチューデントファーム「近江楽座」の協力も得て、外国人の短期滞在ではあまり接する機会のない地域社会に入り込む体験を提供します。
研修期間 平成28年6月3日(金)~7月30日(土)(約8週間)
カリキュラム内容 [授業時間] 月~金曜日90分×3コマ
[授業内容] 日本語中・上級学習、日本文化学習、課外活動等
主なイベント
6月3日(金) 来日
6月4日(土) 前期ホームステイ開始(13名)
6月8日(水) 歓迎パーティ
6月10日(金)~6月11日(土) 県大生とバーベキュー
6月15日(水) 彦根城見学、陶芸体験
6月22日(水) 漫画家の指導による漫画作成体験
県大生とディナーパーティー
6月29日(水) 落語家による落語実演と練習
7月6日(水) 書道体験
県大生とディナーパーティー
7月8日(金)~7月9日(土) 県内の宗教体験
7月13日(水) 工場見学
7月20日(水) 県大生とディナーパーティー
7月21日(木) お茶の先生の指導による茶道体験
7月22日(金) 近隣幼稚園、保育園フィールドワーク
7月29日(金) 送別パーティ
7月30日(土) 帰国
【本件に関するお問い合わせ先】
人間文化学部国際コミュニケーション学科
教授 ジョン・リピー
電話:0749-28-8254(直通)
電子メール:rippey.j@shc.usp.ac.jp
(日本語で対応可能です)