工学部材料科学科の馬場慎太郎さんが、「The 3rd KANSAI Nanoscience and Nanotechnology Symposium - Recent Advances in Cyber-Physical Systems」においてベストポスター賞を受賞しました

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2015/12/22
 

 2015年12月7日から9日にかけて大阪大学で開催された、情報技術、センシング技術、ナノテクノロジー、材料に関する国際会議 (The 3rd KANSAI Nanoscience and Nanotechnology Symposium - Recent Advances in Cyber-Physical Systems) において、工学部材料科学科の馬場慎太郎さんがBest Poster Award を受賞しました。この賞は、ポスター発表を行った発表者の中で優秀な発表に対して送られるもので、75件のポスター発表の中から優れたポスター発表7件にBest Poster Award(ベストポスター賞)が授与されました。

題目:「Electronic structures, magnetic and optical properties of metal phthalocyanine complexes」

著者:Shintaro Baba, Atsushi Suzuki, and Takeo Oku

概 要:フタロシアニン金属錯体の電子構造、磁気的性質、光学的性質の中心金属の役割や共役系効果を量子化学計算により調査したものです。中心金属や分子構造を制御することにより、電子構造(電子密度分布やエネルギーレベル)や磁気的性質(13C-NMRのケミカルシフト、ESRのgテンソル、電場勾配、非対称性パラメーター)、IR/Ramanの振動モードへの影響を明らかにしました。フタロシアニン金属錯体の分子設計や中心金属の磁気的性質の制御により、電子デバイスやNMR量子コンピューターへの応用可能性を示唆するものです。

馬場慎太郎ポスター賞