外務省の対日理解促進交流プログラム「KAKEHASHI Project」 によるアメリカ人学生が滋賀県立大学に来学しました

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

2015/12/25

 

 12月18日(金)、外務省の対日理解促進交流プログラム「KAKEHASHI Project」による日系アメリカ人学生51名と引率の先生方4名が滋賀県立大学に来られました。本プログラムは、アメリカ人学生に日本の政治、社会、歴史および外交政策に関する理解促進を図るとともに、国際社会における対日イメージ向上や日本へ関心の増進することを目的としています。

 今回のプログラムでは、滋賀県立大学の学生、教職員総勢45名が参加しました。学生は全学部から集まり、環境科学部からは高橋教授、丸尾准教授もご参加いただきました。

 3時間という短い滞在時間の中で、地域のお寺を訪問、学内見学、茶話会を開催しました。

 彦根市八坂町に在住の人間文化学部国際コミュニケーション学科 棚瀬教授の紹介により、地元のお寺(本光寺)に皆様をご案内しました。

 本光寺では、住職の書道パフォーマンスを拝見した後、住職自身の英語による八坂町の歴史をお聞きしました。八坂町の住民の中にはカナダに親戚が住んでいるご家族もあると聞き、本学学生もより身近なこととして、お越しいただいた日系アメリカ人学生と接することができたようです。

 学内探検では各学部に分かれ、自分の学部の案内を行いました。

 環境科学部の学生によると、「もともと英語に興味が有ったので参加した。偶然案内した学生が理系だったため、英語力が無くても話が通じ、会話ができた。数人としか話せなかったが、彼らはみな、知性と柔軟性を兼ね備えた素晴らしい学生だった。尻込みせずにチャレンジしてよかった。」という感想がありました。

 茶話会では、倉茂教育担当理事・副学長の自身の体験を元にしたお話の後、1対1で話しをしたり、席の前後で3、4人のグループが自然と出来上がり、大学側からイチゴ大福やおせんべい、日系アメリカ人学生からのお土産としてアメリカのお菓子が配られました。

 数人のアメリカ人学生は日本語がたいへん流暢でしたが、ほとんどの学生が日本語を話せませんが、折り紙を紹介したり、携帯の写真を見せ合ったり、連絡先を交換したりと、積極的に話しかける姿が見られました。

数時間の交流を楽しんだ学生たちは口々に「楽しかった。」「参加してよかった。」と語り、別れを惜しんでいました。国際コミュニケーション学科の学生は、「それぞれの背景が違い、日本語の理解度も訪れた回数も違うが、自分のルーツについて知りたいという気持ちを強く感じ取れた。私も同じルーツを持つものとして、彼らの事をより深く知りたいと思った。今後、私たちの”かけはし”が強く、太くなることを願っている。」という感想がありました。

 本プロジェクト実施機関である一般財団法人 日本国際協力センターの担当者によると、「多くの学生を集めていただき大変驚いた。また、皆さまの温かい対応に心より感謝いたします。」とおっしゃっていました。

KAKEHASHI Project
KAKEHASHI Project
 
KAKEHASHI Project
KAKEHASHI Project