工学研究科機械システム工学専攻の益田航さんが,「第16回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会」において優秀講演賞を受賞しました

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2016/02/09

 大学院工学研究科機械システム工学専攻博士前期課程の益田航さんが、「第16回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会」において優秀講演賞を受賞しました。

題目

血圧測定を目的とした人体固定用ソフトグリッパの開発

著者

益田航,西岡靖貴,安田寿彦,谷口実,濱口剛,清水正男

概要

 近年、我が国は超高齢化社会を迎えている。高齢者の外来での受療率が高い傷病として、高血圧性疾患が挙げられており、高齢者自身によるヘルスケアが重要とされている。しかし、血圧を測定する際に使用するカフは、袋状のベルトで、自身で上腕に巻付けることが、特に高齢者には困難となる場合がある。腕を挿入する据え置き型のものもあるが、肩部が不自由な場合、同様の問題が発生する。手首で測定する場合は、精度の問題が挙げられる場合もあり、また手首では測定できない場合もある。

 また、高齢者や女性は腕径が小さく、一部の国では従来のカフでは固定できないほど大きい腕径をもつ人もおり、腕の太さは一様ではない。

 本研究では、このように測定が困難であった対象者に向けた、血圧測定を目的とした人体固定用ソフトグリッパを開発する。

 

賞状