人間文化学部生活デザイン学科徐慧講師がラッピングデザインした教習車が完成しました(彦根自動車教習所からの受託研究)

2025年11月20日

滋賀県立大学は、彦根自動車教習所株式会社からの受託研究において、彦根市のご当地キャラクター「ひこにゃん」等を使用した教習車両のラッピングデザインを行いました。

本プロジェクトは、産学官連携活動の一環として2024年7月から彦根自動車教習所株式会社からの依頼に基づき、本学の受託研究として人間文化学部生活デザイン学科徐慧講師により進めたものです。

彦根自動車学校(彦根自動車教習所株式会社)および彦根地域を効果的にアピールできるラッピングデザインを考察・検討し、彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」や「わるにゃんこ将軍」などを使用した印象的なラッピングデザインとなっています。

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免許書を持つひこにゃん
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学んだ後、取得した運転免許証を自慢しているわるにゃんこ将軍
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彦根自動車学校では現在、3パターン7台のラッピングデザイン車が走っています。(2025年11月13日現在)
今後、教習車両買い換えの都度、増やしていく予定になっています。

今後も大学と企業が連携し、地域に根差した取り組みを進めてまいります。

研究担当者コメント

人間文化学部生活デザイン学科 徐慧講師

本プロジェクトでは、「彦根自動車学校に通えば、誰でも安心して運転免許が取れる」というメッセージを中心に据え、キャラクターそれぞれの個性とイメージをもとに、入校前から卒業までのストーリー性を持たせたデザイン展開を行いました。ハンドルやタイヤの形を単純化した象徴的なモチーフを用いることで、遠くからでも自動車学校を認識し、記憶できる視覚的アイデンティティを構築し、教習過程全体において教習生のモチベーションを高めることを目指しました。キーカラーは、彦根自動車学校のメインカラーである赤を中心に使用し、学校の一貫したブランドイメージを強化しています。

また、「誰もが安心して免許を取得できる場所」であるという学校のアイデンティティを視覚的に伝えることを重視しました。地域内では既に様々なキャラクターがタクシー等で使用されている点を踏まえ、キャラクターの形態要素を再構成することで、正面から見ても個性が伝わるような表現を試みました。

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