大学院工学研究科材料科学専攻の柴﨑和樹さんが、平成28年度繊維学会秋季研究発表会において「若手優秀ポスター賞」を受賞しました

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2016/09/26
 

 9月20日〜21日に山形大学工学部(米沢市)において開催された平成28年度繊維学会秋季研究発表会において、本学大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程の柴﨑和樹さんが、「若手優秀ポスター賞」を受賞しました。

 本賞は、若手研究者(主に学生)が行ったポスター発表の中で優秀な発表に送られるもので、今回は審査対象53件の発表の中から7件が選出され、懇親会において表彰式が行われました。

 

■発表内容について

発表題目:高分子マイクロゲル濃厚分散液の拡散挙動

発表者:柴﨑和樹、竹下宏樹、徳満勝久

 温度によってサイズが変化する高分子ゲルを数百ナノメートル〜数ミクロンの大きさにした高分子マイクロゲル分散液は、液体のように流動する状態から固体状の状態まで、温度によりその状態を様々に変化させます。本研究は、分散液が流動性を失っていく過程を、マイクロゲル粒子1個の拡散挙動に着目して検討したものです。温度低下にともなうマイクロゲルの膨張により粒子の拡散が低下していき、全く異なるゲル特有の拡散が出現する様子を明らかにすることが出来ました。化粧品、食品や塗料における粘性制御のための基礎的な知見を与えるものです。

平成28年度繊維学会ポスター賞受賞1

平成28年度繊維学会ポスター賞受賞2