2018/08/24
近年、琵琶湖沿岸において、オオバナミズキンバイ等の侵略的外来植物がもたらす問題が、琵琶湖の保全・再生の上で重要課題となっています。
滋賀県立大学環境科学部水陸両生外来植物管理研究会では、侵略的外来植物であるオオバナミズキンバイの管理に貢献することを目的に、制度・体制に関する改善方策の提案や、生態学的知見の提供、メタン発酵処理技術の開発を行っています。
昨年度に引き続き、水陸両生の侵略的外来植物の管理に関する対策および研究を行っている国・自治体・大学等の関係者を集め、情報交換を行うとともに、ネットワーク形成を目的として、下記によりワークショップを開催します。
一般の方の参加も可能です。(予約不要、参加無料)
記
1.目的
水陸両生の侵略的外来植物の管理に関する対策および研究を行っている関係者間の情報交換とネットワーク形成
2.日時
2018年8月28日(火) 13時15分~16時45分 (終了後、観察会 約30分)
3.場所
滋賀県立琵琶湖博物館 セミナー室(1階)(滋賀県草津市下物町1091)
4.主催
滋賀県立大学環境科学部水陸両生外来植物管理研究会
(滋賀県立琵琶湖博物館後援予定)
5.内容
(発表時間1人当たり10~15分+質疑3分)
趣旨説明(研究会代表 滋賀県立大学環境科学部 教授 上河原献二)
(1)琵琶湖外来水生植物対策協議会及び滋賀県の取組
滋賀県自然環境保全課 主幹 中井克樹
(2)環境省及び近畿地方環境事務所の取組
環境省近畿地方環境事務所野生生物課 課長補佐 深田富士雄
(3)オオバナミズキンバイの生活史等の研究
滋賀県立大学環境科学部 准教授 野間直彦
(4)淀川におけるナガエツルノゲイトウの現状と対策
国土交通省淀川河川事務所河川環境課 課長 稲垣茂人
(5)手賀沼・印旛沼における侵略的外来水生植物の状況
千葉県立中央博物館 主任上席研究員 林紀男
(6)外来水生植物のメタン発酵処理等に関する研究
滋賀県立大学環境科学部 教授 伴修平、助教 畑直樹
(7)海外でオオミズバナキンバイ駆除に実績のある除草剤の環境水中残留濃度とその分析法
滋賀県立大学環境科学部 教授 須戸幹
(8)オオバナミズキンバイ管理の制度・体制に関する日仏英比較研究
滋賀県立大学環境科学部 教授 上河原献二
(9)全体議論
ワークショップ終了後、琵琶湖博物館周辺に生育するオオバナミズキンバイ、
ナガエツルノゲイトウの観察会を行います(30分ほど)
【問い合わせ先】
滋賀県立大学 環境科学部 水陸両生外来植物管理研究会
TEL:0749-28-8301